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2020年8月

2020年8月31日 (月)

町山智浩氏が人気のワケ

(これも昨日出てしまったが、まだ未定稿だったので、書き直して本日再アップ)町山智浩著の新書『映画には「動機」(ルビで「ワケ」)がある』を読んだ。たまたま書店で見かけたが、「「最前線の映画」を読むVo.2」とのことで、『シェイプ・オブ・ウォーター』『パターソン』など取り上げられている12本のうち10本を見ていたので、読んでみようと思った。

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2020年8月30日 (日)

『ある画家の数奇な運命』の大きさ

10月2日公開のドイツ映画『ある画家の数奇な運命』を見た。『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督(長い名前!)の新作で、2年前にベネチアで見ていた。3時間9分の長尺なのに、終わって欲しくないほど楽しんだ。

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2020年8月29日 (土)

スウォッチ時計の話

私はスウォッチの時計をたくさん持っている。理由は簡単で、20年ほど前にある広告会社の知り合いから「スウォッチ・グループ・ファミリーセール」に誘われたから。一度葉書を持って行ってみたら、その安さに驚いた。店頭に置いていたものや数年前の型が多かったが、7割引き、8割引きだった。

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2020年8月28日 (金)

『ふりふら』を見る

三木孝浩監督の『思い、思われ、ふり、ふられ』を劇場で見た。某映画会社に勤める友人が「A級の青春映画」と言っていたから。そうでなければ、私は高校生の恋愛映画はまず見ない。もともと、この監督の映画はたぶん最初の『ソラニン』(2010)以外は見ていない。

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2020年8月27日 (木)

トロント型に向かうか、東京国際映画祭:その(3)

今年の東京国際映画祭の一番の驚きは創立以来のコンペをなくしたことだったが、もう1つの大きな変化は「東京フィルメックス」と同時開催になったことだ。2000年に「東京フィルメックス」を始めた市山尚三氏は、その直前まで東京国際映画祭の「シネマプリズム」部門のプログラマーだった。

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2020年8月26日 (水)

『ブックスマート』を楽しむ

アメリカの女優、オリビア・ワイルドの初長編『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』を劇場で見た。予告編を見て、そのずっこけぶりが只者ではない感じがしたから。予感は当たった。

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2020年8月25日 (火)

今年は夏休みがなかった

(今日の分は手違いで昨日数時間アップしたもの)もともと会社員の頃から「夏休み」というものはなかった。1週間休みでも海に行くわけでも山に行くわけでもない。海外に行っても映画を見たり、美術館に行ったり、レストランで食べたりと変わらない。それでも大学に移ってからは、ベネチアとパリに行くのが夏の終わりの行事になった。

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2020年8月24日 (月)

『シリアにて』に唸る

フィリップ・ヴァン・レウ監督の『シリアにて』を劇場で見た。内戦が続くシリアのアパートの24時間を撮ったものだが、最初はベルギーの監督が正義感に駆られて撮ったのかくらいに思っていた。室内劇だし、どこで撮っても同じだろうと。

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2020年8月23日 (日)

人間ドック待ち時間の『一人称単数』

先日、年に1度の人間ドックを受けた。毎年、午前9時から3時間近くかかるので、本を持ってゆく。小さなエコバッグに入れて肩にかけ、それぞれの検査室に持ちこむ。今年は村上春樹の新作短編集『一人称単数』を持って行った。

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2020年8月22日 (土)

『南京!南京!』をアマゾンの配信で見る

12月開催の学生企画の「中国を知る」映画祭のために、陸川(ルー・チューアン)監督の『南京!南京!』をアマゾンの配信で見た。これは『ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~』と同じ2009年の製作でどちらも日本では劇場公開されていないが、共に映画としてのクォリティーは高い。

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2020年8月21日 (金)

吉田喜重著『贖罪』を読む

買ってあった吉田喜重著『贖罪 ナチス副総統ルドルフ・ヘスの戦争』をようやく読んだ。吉田監督は1995年の映画百年の時にお世話になったこともあり、彼の少年時代も描いているというので興味があった。

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2020年8月20日 (木)

『マーティン・エデン』の映像に酔う

9月18日公開のピエトロ・マルチェッロ監督『マーティン・エデン』を最終試写で見た。傑作揃いだった去年のベネチアのコンペで見ていたが、中でも大好きな1本だった。しかし全体に謎のような感じがあったので、日本語字幕付きで見たいと思った。

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2020年8月19日 (水)

「STAR展」に考える

森美術館で「STARS展:現代美術のスターたちー―日本から世界へ」を見た。もともと4月から9月までの開催予定だったから、オリンピックの時期に合わせて日本の現代作家の代表選手を見せようとしたのだろう。コロナ禍で美術館は閉じ、7月末から来年の1月初旬までになった。

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2020年8月18日 (火)

トロント型に向かうか、東京国際映画祭:その(2)

設立以来35年たって、突如コンペがなくなった今年の東京国際映画祭はどうなるのか。プレス・リリースによれば「昨年まで実施していた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督を集めた「アジアの未来」、日本映画の気鋭作品をそろえた「日本映画スプラッシュ」の 3 部門を今年は 1 つの部門に統合、「TOKYO プレミア 2020」と」するらしい。

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2020年8月17日 (月)

ダニの発生か

数年前から夏になると、蚊以外の虫に刺されるようになった。蚊のようにぷっくりと膨れることはないが、小さな刺した跡が赤く腫れてそれが1週間ほど続く。数年前に皮膚科でもらったマイザー軟膏を塗ると、少なくとも痒さはなくなる。

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2020年8月16日 (日)

『黒の魂』を配信で見る

ここに書いたように、アップリンクのサイトの「Help The配給会社プロジェクト」でオンリー・ハーツ提供のアブデラティフ・ケシシュ監督『クスクス粒の秘密』(2007)を見た。これは一度1490円払うとオンリー・ハーツの30本が3カ月見放題なので、今月末の期限内にもう1本と選んだのがイタリア映画『黒の魂』。

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2020年8月15日 (土)

坂川栄治さんが亡くなっていた

グラフィックデザイナーの坂川栄治さんが今月2日に亡くなっていたことが、昨日の「朝日」に載っていた。前にここに書いたが私は会社員時代に多くの映画祭を企画し、そのたびにいろいろなデザイナーと仕事をした。その中で一番信頼していたのが坂川さんだった。

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2020年8月14日 (金)

『ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~』を見る

ドイツのフロリアン・ガレンベルガー監督の『ジョン・ラーベ~南京のシンドラー~』をDVDで見た。もちろん学生企画の「中国を知る」映画祭の準備のためだが、ちょうど秦郁彦著『南京事件』を読んだばかりだったので、理解しやすかった。

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2020年8月13日 (木)

また「ピーター・ドイグ展」を見る

2月末、コロナ禍で東京国立近代美術館が閉じる最終日に「ピーター・ドイグ展」を見た。始まったばかりだったが、一度閉めたら国立の美術館はそのまま平気で終了してしまうと思ったから。

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2020年8月12日 (水)

『ジョーンの秘密』を楽しむ

トレヴァー・ナン監督のイギリス映画『ジョーンの秘密』を劇場で見た。もともとスパイものは好きだが、1940年代にソ連に機密情報を流していたとして80代の女性が最近逮捕されたという設定に興味が沸いた。

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2020年8月11日 (火)

秦郁彦『南京事件』を読む

秦郁彦著の新書『南京事件 「虐殺」の構造 増補版』を読んだ。実は南京事件(大虐殺、アトロシティ)に関する本は、これまで一冊も読んだことがなかった。1980年代頃からあまりにもこの問題に関する本が毎年出ていて、うんざりしていた。今回読んだのは12月に学生が「中国を知る」映画祭を開催するから。

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2020年8月10日 (月)

日本離れした映画『セノーテ』

9月19日公開の小田香監督『セノーテ』を、コロナ禍前の試写で見た。その頃この監督は、坂本龍一が審査委員長で黒沢清などが審査員の「第一回大島渚賞」を受賞したばかりで、試写状には蓮實重彦の絶賛の文章まであった。

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2020年8月 9日 (日)

それでも横浜トリエンナーレに行く

2001年の第1回に自分も関わった「横浜トリエンナーレ」を今年も見に行った。もはや現代美術の最先端はベネチア・ビエンナーレを2年に1度見ても4年おきのカッセル・ドクメンタを見てもわからなくなったが、とりあえず横浜なので出かけた。

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2020年8月 8日 (土)

トロント型に向かうか、東京国際映画祭:その(1)

東京国際映画祭から8月6日に発表されたリリースに驚いた。コンペを止めるというのだから、1985年に始まって以来の大改革である。そればかりではない。従来のコンペ部門とアジア映画を集めた「アジアの未来」と日本の若手を見せる「日本映画スプラッシュ」を統合して「東京プレミア2020」とし、「観客賞」だけを設けるという。

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2020年8月 7日 (金)

映画『呉清源』を再見

私の学生が12月に開催する「中国を知る」映画祭の準備で、田壮壮監督『呉清源~極みの碁譜~』(2006)を学生と一緒に見た。この映画は新聞社時代に配給への出資を頼まれて、銀座の試写室で見て以来だった。

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2020年8月 6日 (木)

5年ぶりにパソコンを買う:続き

ビックカメラでパソコンを買いに行ったら、数日後に届くPCを勧められた。その説明を若い女性がしてくれたが、何と「ダイナブック・ダイレクト」、つまり通販サイトにあるこの商品を印字しての説明だった。

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2020年8月 5日 (水)

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のノスタルジックなニューヨーク

ウディ・アレンの『レイニー・デイ・イン・ニューヨーク』をようやく劇場で見た。松竹系の映画館なら誕生日割引で千円で見られるとわかったからだが、実は予告編を見てもいま一つ気が乗らなかった。それは主人公の「ギャツビー」をティモシー・シャラメが演じていたからかも。

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2020年8月 4日 (火)

5年ぶりにパソコンを買う

5年近く前に買ったパソコンを買い替えた。2015年秋に、フランスで半年過ごす前にと思って買ったパソコンがおかしくなったから。かつて大学から支給されていたヒューレットパッカードのパソコンは重いうえに動きが鈍かった。そこで買ったばかりの1.3キロの東芝ダイナブックのパソコンは大活躍だった。

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2020年8月 3日 (月)

『リトル・ジョー』に寒けがした

ジェシカ・ハウスナー監督の『リトル・ジョー』を見て寒けがした。「アップリンク渋谷」で日曜日午後なのにガラガラで冷房が強かったこともあるが、それよりも内容が植物からの感染をめぐる話であまりにリアルだったから。

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2020年8月 2日 (日)

ようやく『女帝 小池百合子』を読む

買ってあった石井妙子著『女帝 小池百合子』をようやく読んだ。5月に出てから話題で、20万部を超したという。私は同じ著者が書いた『原節子の真実』に対して少し疑問を持ったこともあり、なかなか読み始める気にならなかった。小池氏本人を毎日テレビで見ている不快感もあった。

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2020年8月 1日 (土)

『シチリアーノ』の凄み

8月28日公開のマルコ・ベロッキオ監督『シチリアーノ 裏切りの美学』を試写で見た。この監督は今世紀になって復活した感があるが、本作は『夜よ、こんにちは』(03)や『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(09)に匹敵する凄みがある。

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