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2020年12月27日 (日)

仕事ばかりの正月休み

みんなが考えている通り、大学の教員は休みが多い。今年の私の場合、正月休みは25日(金)に博士論文の審査会を終えて26日(土)から休みで、次に大学に出るのは1月12日(火)。数えたら17日も連休となる。

これはいいと思われそうだが、そうでもない。実は休みの間に終える必要のある仕事がかなりある。まず、4年生の卒論の草稿を読む。規定は4万字=原稿用紙100枚以上だが、なかには倍くらい書く学生もいる。それに赤を入れてコメントをつけ、年末や年明けに学生に渡す。今年は私の担当は5人と少ないからまだいいが。

卒論で困るのは、えんえんと好きな映画の「説明」をしているもの。アニメを取り上げる学生に多いが、まずこちらは見ていないことが多いので困る。卒論は先行研究を十分に調べて、自分の新しい知見を提示ものと何度伝えても、あらすじや監督の生涯を書く者がいる。最近の監督だとインタビューが多いので、それらをつないだ文章も多くて閉口する。

それから、1年生の理論課題の約60人分を読み、採点をする。今回は2500字以上としているが、7000字や9000字書く者もいる。1年生だし必ずしも全員が理論専攻ではないので、普通に日本語が書けていない学生もいる。すべてに手直しをしながら点数をつける。

学生離れした書き方や一部だけトーンの違う文章を見つけると、ネットに10文字ほどを入れて検索する。するとFilmarksなどの感想サイトをコピペしていることがよく見つかる。たまにプロの書いた文章を丸々コピペする学生がいるが、これは単位を落とすことになる。この授業は段階制なので、留年となった学生もいた(ここで書くと、効果があるかも)。

それから文化庁関係の審査が2つ。これは申請書を読んで、年明けにそれぞれにコメントと点数をつけて送り返す。申請書を見るとどれもお金が必要なのはよくわかるので、判断が難しい。こんな仕事はもうやめようといつも思う。

結局、人の文章ばかりを読んで時間が過ぎてゆく。あとは正月明けの授業の準備。これはまだ楽しいが。自分が文章を書く時間はとてもない。そうこうしているうちに、就職の決まらない4年生から相談のメールが来る。そんなこんなで欲求不満ばかりが溜まる正月休みとなる。その意味では、年賀状書きはまだ楽しい。

 

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