最近のヘンなホテル
最近、自宅のマンションのすぐそばのホテルに泊まる機会があった。もともとは歯科医院があった場所だが、ある時ホテルができるというので説明会があった。間口は4メートルくらいで、奥は20メートルほどある実に細長い土地でどうしてホテルが建てられるのかと思った。てっきりラブホテルと思ったが、そうではないらしい。
建築計画を見ると、大通りに面した部分は何と13階建てだが、奥は3階建ての細長い建物。だから5階の私のマンションは特に問題はなさそう。ベランダから工事の過程を見ているとおもしろいので毎朝見るのが習慣になり、何度か写真にまで撮った。
できたのは去年の6月なのでオリンピックを当て込んだものだろう。できた後もしばらくは閉じていたようだが、秋には営業が始まっていた。前を通って見ると、受付に人がいないことの方が多い。たぶん奥にいるのだろうかと思った。
私の方は古くなった自宅マンションのトイレなどを取り変えることになり、どうしてもトイレが使えない日ができた。そこでここぞとばかりにそのホテルに予約してみた。値段は1万円弱で奥の長い3室の3階の部屋が空いていた。70平米を超すというので、同じ値段のホテルよりいいかもと思った。何より近いし、それ以上に工事の時から見ているので、興味があった。
入ってみると確かに広い。一部屋の定員10名と書かれていたが、手前から奥へ、小さなソファとハンモック(!)、ダブルベッドが2つ、大きなソファ、ダブルベッドが2つ並んでいる。一番驚き、がっかりしたのはパソコンを打てるような机がどこにもなかったことだ。
ほかにもおかしいところは多い。入口に灯りがない。入口近くのトイレにはもちろん手洗いがあるが、タオルはどこにもなく、掛ける場所もない。手前のソファの後に10センチほどの段差がある。この広さの割には照明が少ない。冷暖房は家庭用のエアコンが2台あるが、安普請のせいか2月は暖房をつけても寒い。
風呂とか床などにはそれなりに高級素材を使っているし、全体に妙な高級感はあるが、ホテルの体を成していない。受付は午後のチェックインの時間しかおらず、チェックアウトはキーボックスに入れるだけ。領収書はメールで送られるが、紙は一切なし。人件費を最低限に切り詰めているようだ。
ネットで調べると同じ名前で都内にもう一つある。たぶん新しい企業が始めたのだろうが、私は全くダメだと思った。しかしこの広さや不釣り合いな高級感は若者に人気があるかも。
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