中国語を始める:その(1)
実は、中国語の勉強を始めた。といってもこの1週間NHKのラジオ講座とテレビ講座を聞き始めただけだが。4年前に韓国語を勉強した時は、参考書を買って留学生に教えてもらったが、今回は独学でやることにした。
理由は大学院で中国人留学生が増えたから。彼らはおおむね中国の大学を7月に卒業して9月に来日する。1年間バイトをしながら日本語学校に通い、翌年の秋に大学院を受験する。たった1年で読み書きができるようになるからすごい。去年の授業では学生5人のうち1人が日本人であとは中国人だったが、日本人が休学したので、後期は中国人4人と私。
彼らはもちろんいつも日本語で話す。しかしどうしても言葉が出てこないと中国語でほかの学生に助けを求める。私だけがいつも日本語で、これは失礼だと思った。せめて挨拶くらいできるようになろうと。
NHKのラジオ講座と言えば、亡くなった仏語字幕翻訳家の寺尾次郎さんは「大学以外はラジオのフランス語講座で学んだ」と公言していた。留学経験がないのをむしろ自慢気だった。私はラジオ講座は高校生の時フランス語を少し聞いて以来、聞いたことがなかった。
とりあえず3月末に書店で「テレビで中国語」とラジオの「まいにち中国語」のテキストを買った。ラジオは3月29日から始まったが、月曜から金曜まで朝の8:15から15分で再放送は夜10:15から。テレビは毎週火曜日の10:55から25分で木曜日の朝6:00から再放送。
夜は無理なので朝8:15に構えた。すると「マー、マー、マー、マー」と始まって、忽然と40年前の光景が蘇った。大学に合格して1年間の病気療養を終えた私は、1981年の春に大学に行った。語学はフランス語、ドイツ語、中国語の授業に出てみた。すると中国語は「マー」を4回言って、「この違いがわかりますか?」
全部同じに聞こえた私は、この言葉は向かないと判断して途中で教室を出た。今回ラジオ講座でそれを丁寧に学んだ。いわゆる「四声」でmā má mă màとなる。1は(媽=お母さん)で高く平らに、2は(麻=しびれる、麻酔の麻)で下から上げる。聞き返す感じ。3は(馬)で低く抑える。あーぁとがっかりした感じ。4は(罵=しかる、罵倒の罵)で一気に下げる。あっ、わかったの感じ。
母音は6つあり、さらに副母音まであるからかなり複雑だ。やはり難しいが、5日連続学んだら何となく音の感じは身に付いたような気がする。ラジオ講座は名古屋大学の先生が中国の若者2人と基礎をきちんと教える感じだったが、木曜日朝6:00に「テレビで中国語」を見てのけぞった。生徒は何とイモトアヤコだった。これについては後日書く。
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