中国語を始める:その(3)
まだ中国語を続けている。正確に言えば、ほぼギブアップの手前だが、まだやめる勇気がない。週5日のラジオ講座と週1日のテレビ講座をだいたい受け続けている。正直な印象を言えば、数年前に少しだけ学んだ韓国語に比べたら易しいが、次々と出てくる単語を覚える暇がない、というところ。
まず一番は、漢字でわかること。もちろん今の中国語は簡体字なので違う場合も多いが、それでも「留学生」のように全く同じ漢字もある。香港や台湾で使われる繁体字だったら、どんなにわかりやすいかと思う。
それから語順は主語+動詞+目的語で英語などの西洋語と同じだが、日本語と同じく「冠詞」がないのがいい。英語は今でもいつもaかtheかを迷うけれど、中国語はナシ。そのうえ、現在形での主語による動詞の変化もない。I go to school.と He goes to school.などの動詞の違いだが、仏語だとこれがもっと変化する。
例えば、「私は中国料理が好き」は「我喜欢中国菜」だし、「彼は中華料理が好き」は「他喜欢中国菜」となって、主語を変えたらあとは何の心配もいらない。これは長年英語やフランス語やイタリア語で動詞の「活用」に悩んできた私には、本当に嬉しい。
問題は喜欢(だいたい「シーファン」と読む)を覚えることで、これが毎日10個くらいでてきたら、とても無理。最初の頃は暗記メモを作って、電車に乗ったり、昼食で食事を待ったりする間に読んでいたが、情熱が少し冷めた今はそれもしなくなった。
それでも「我」や「中国菜」は見ればわかるから、韓国語のハングルに比べたらずっといい。「他」が「彼」を意味するのは驚いたけど。中国と言えば、「中国人」は中国語でも同じ表記だけど、その発音はおおむね「チョンゴーレン」。これは昔中国人を軽蔑して言う「チャンコロ」ではないか。
「チャンコロ」を検索してみると「兵隊シナ語」と書かれていた。つまり第二次世界大戦中に日本兵が中国に行って覚えた広がった言葉なのだ。だいたい日本語の中に入った中国語は、「兵隊シナ語」か「麻雀中国語」なのではないだろうか。例えば「友達」は中国語で「朋友」と書くが読みは「ポンユー」。私より上の世代は友達を「ポンユー」と言う人がいるが、これも中国語からだろう。
あるいは「向かい」は「対面」で発音は「トイメン」に近い。これは「兵隊」か「麻雀」かわからないが、「トイメン」という人はいる。そんなこんなで、何となく続けている。
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