菅首相退陣表明から4日たつと
今月3日の昼前に菅首相が総裁選に出ないと言い出した時には、かなり驚いた。当然彼が出て、岸田文雄と一騎打ちをして勝つのだろうと思っていた。そして衆院選で大敗するだろうと。その数日前には党三役の二階幹事長らを変える予定で石破茂や河野太郎行革相らの名前がでていたし、一時は総裁選より先に解散・総選挙をやる意向まで報じられていたのに。
この数日でさまざまな事実や憶測が出てきた。2日まで4日連続で会っていたのは小泉進次郎環境相で、彼が党内の若手が菅首相では総選挙は無理だと考えていることを何度も伝えたようだ。3日にも辞意表明後に会って涙目で出てきたのはヘンだったけれど。
ある報道では、岸田が総裁選出馬を表明した時に党三役の3年任期制に触れたのは、5年やっている二階幹事長を追い出すためで、それは安倍、麻生の指示によるものという。総選挙のお金を握る幹事長が二階氏のままではやりにくいから。
舛添要一元都知事は菅首相を「悲劇の雇われマダム」と評した。「黒幕たちにいいように使われて、捨てられた」と。黒幕はもちろん安倍、麻生、二階だろう。菅首相は官房長官時代に、やりたい放題の安倍首相を官邸官僚を操りながら能面のように無言で支えた。ただ、首相になってからも同じように能面でやったから、人気がなかった。
党三役に麻生派の河野太郎を入れるのを麻生が猛反対したという報道もあった。「うちの将来の総理候補を巻き込むな」と。あれやこれやで党三役は変えられず、総選挙を押し切るにも党内の反発が強く、総裁選で若手はついてこない。まさに八方塞がりだから今から考えると総裁選不出馬もわかるが、3日には驚いた。
さて誰が総裁になるか。麻生派は当然河野太郎で行くだろう。安倍は自身が所属する細田派に高市早苗の支持を依頼したという。石破は二階と会っているし、反安倍・麻生で二階派が応援するだろう。人数だと細田派が一番多いが、高市支持に固めきれないだろう。岸田氏は派閥を持つがたぶん党員の人気はない。
若手議員の「選挙の顔」狙いと党員投票を考えたら河野か石破になるのでは。個人的にはどちらも時々ヘンな発言をする変人だと思うが、安倍や菅よりずっと誠実だろう。どちらにしても、29日投票までしばらくの間自民党に光が当たり過ぎるので、総選挙では自民がそれなりに善戦するのでは。そうなるとまた嫌だなあ。
たまに政治の話を書くと無知がばれる。とりあえず新学期が始まったら学生に「選挙に行こう」と言うくらいしか、私にできることはない。
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