結局、政治は……
結局、政治は変わらない。ちょうど一カ月前に突然菅首相が総裁選に出ないと言い出した時、これで政治は変わるぞと私は勘違いした。その数日後にここに総理になるのは石破茂氏か河野太郎氏かと書いて、いささかの期待をした。
石破茂氏はコワモテだが、正しいと思ったらきちんと自分の意見を言う人だし(映画『パンケーキを毒見する』でよくわかった)、河野太郎氏は原発ゼロと言うような、後先を考えない怖いものなしの突破力がある。
あれやこれやで4人が立候補し、石破氏は河野氏についた。これに小泉進次郎氏が加わったのでこれで万全と思ったらそんなことはなかった。河野氏は1回目の投票でさえも、1票差だが岸田文雄氏に勝てなかった。
岸田氏といえば、菅首相の立候補取りやめ以前に唯一立候補を表明していたが、あまりにも影が薄かった。外務大臣や防衛大臣をやったはずだが、ほとんど記憶に残っていない。人は良さそうだが、みんなに配慮して決断ができないように見えた。
案の定、甘利幹事長、高市政調会長と来て唖然とした。これは麻生、安倍両氏=2Aへの「配慮」どころではない、ゴマすりに近い。もともと私は甘利氏は威張った発言が嫌いだったが、前に建設会社から賄賂をもらって経産大臣を辞任した後がうやむやになっていた。
どうでもいいが、甘利氏は2019年の辞任直後になぜか9月にベネチア国際映画祭で見た。オダギリジョー初監督の『ある船頭の話』の公式上映に招待席にいたのだ。経産省は映画と関係があるとはいえ、まさに何をしているかわからない「外遊」に見えた。そんな彼が総選挙の金を握る幹事長に就いた。これで自民党の経理は2Aの「元老」のやりたい放題となった。そのうえ麻生副総裁というのだから。
今回の総裁選でよかったのは、それぞれの政策や性格がかなりわかったこと。高市氏は安倍元首相以上に右寄りだった。この人が総理になれば、軍事国家への道をまっしぐらだろう。河野太郎氏はせっかちで、マスコミを相手にせず、官僚をいじめる。思った以上に総理の器ではなかった。
意外にいい感じだったのが野田聖子氏で、夫婦別姓とか外国人労働者の導入とか桜を見る会などの安部疑惑の追及とか、言うことがかなりまともだった。しかし党員票も議員票も最低。結局、政治は変わらない。それ以上に、政治は私にはわからない。
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