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2021年10月25日 (月)

外国語の話:その(1)

4月から始めたNHKの中国語講座を何とか続けている。テレビ講座はレベルが高くないので見る分には何とかなるが、ラジオ講座は7月くらいに「もう無理」となった。ところが10月からは4月~9月の再放送が始まったので、同じ教科書で再び受けている。少しは身についているかもしれないが、とにかく覚える単語が多すぎる。

私は一般には「外国語ができる人」と思われている。一応フランス語は普通に話して書けるし、英語はある程度読めるし書ける。イタリア語は簡単な会話はできる。スペイン語も時々わかることがある。しかし、実態はかなり怪しい。

英語は高校までの勉強で、あとは仕事でテキトーに使ってきたが、本当は相当にあやふや。映画の論文を読むのは相当に苦労する。フランス語は大学で専門に勉強したし、1年間留学もしたので英語よりだいぶできるが、それでも新聞などを読んでわからないことが多い。発音などはアイウエオ式でいいかげん。大学生の時にフランス語の先生になろうと思っていたのだから恐ろしい。

イタリア語は大学院の時、1年間週に1度勉強して、仕事を始めてしばらくしてから、2年間ほど週に1回語学学校に通った。2001年にイタリア映画祭を始めてからは、年に50本近くのイタリア映画を英語字幕付きで見ていたので、言葉はかなり聞き取れるようになった。それにフランス語からの類推が可能なこともある。しかし長い文章となると、今も読んでもほぼわからない。

スペイン語は最初の職場で中南米に出張する前に2カ月ほど週2回個人レッスンを受けただけ。挨拶くらいしかできないが、映画を見て時々わかるのは、これまたフランス語やイタリア語からの類推だろう。

ドイツ語は大学の時に1年間学んだ。それから2005年にドイツ映画祭を始める時に、その半年前に週に1度個人レッスンを受けた。しかしほとんど忘れてしまい、ほぼわからないまま。ドイツに行くとフランスやイタリアと違って、誰でも英語が話せることもあるだろう。

そのほか、ロシア語は大学院の時に半年学んだし、アラビア語も働き始めてから3カ月学んだが全く忘れた。最初の職場は、語学講座の費用は全額持ってくれたので、イタリア語、スペイン語、アラビア語はそれを使って行ったことを思い出した。

結局、会話はフランス語、イタリア語、英語の順にどうにかなる。きちんと勉強していないイタリア語の会話ができる理由は、映画を大量に見たこともあるが、より大きいのはイタリア人の女性と仲良くなったことだ。週に1度通った渋谷の語学学校の先生と、ある時、恋に落ちた。半年くらいしか続かなかったが、これで一挙に会話力が増した。やはり、結局は女である。続きは後日。

 

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