夕刊が買えない
先週の金曜日にショックを受けたのは、自宅最寄りの有楽町線江戸川橋駅の売店が夕方閉まっていたことだ。私は毎週金曜日にそこで夕刊各紙を買って、映画評を見比べるのを楽しみにしていた。張り紙によると、4月1日から午前中のみの営業になったとのこと。
この数年、新聞、雑誌を売る売店があちこちで撤去されたり、お菓子の売店にくら替えしたりしていた。例えば、よく行く銀座で言えば、銀座線銀座駅にも京橋駅周辺にも、有楽町線銀座1丁目にも有楽町駅にも、どこにも売店がない。かつてはホームや改札機前にあったのにすべてなくなってしまった。
高田馬場駅や渋谷駅などJR駅周辺はまだ残っているが、有楽町駅からはすべて消えてしまった。かつてはスポーツ紙が飛ぶように売れていた印象があるが、今は買う人はいないのだろうか。
何でもあるはずのコンビニも、朝刊とスポーツ紙はあっても夕刊は置いていない。コンビニにあれば本当に助かるのだけど。そういえば、今年の1月頃から、西武線がファミマと出している売店「トモニー」からも夕刊が忽然と消えたのもショックだった。
12月に学生が企画する映画祭が夕刊社会面に大きく取り上げられていると、みんなで大学近くの西武線の駅売店に買いに行って「おー」と歓声をあげたものだが、もはや今年からは買う場所がない。記者から数日後に掲載紙を送ってもらうのを待つか、販売店を探して買いにいくしかないのか。
もちろん翌日には大学の図書館で読めるけれど、その日に見たいし、何より自分で新聞をめくったり、切り取ったりするのが大好きなのだ。同じ映画の評を切り取って比べたり、貼り付けたりして楽しんでいた。こんなことが嬉しいのは、元新聞社員くらいかもしれない。
私は金曜夕刊各紙を有楽町線池袋駅のホームの売店か江戸川橋駅の券売機の近くの売店で買うことが一番多かったが、池袋駅のホーム売店も1月から京都の鯖寿司や饅頭を売る店に変わった。そして今回の江戸川橋駅売店の午後営業停止で、ほぼ夕刊を買う道は途絶えた。まさかそのために電車に乗って高田馬場駅に行くわけにもいかないし。
まあ、これからは新聞の映画評に惑わされずに済むと思えばいいのかもしれない。そうするとたぶん映画館に行く回数が減るけれどしかたがない。年間購読している「朝日」の映画評は作品の選択がいつも他紙とずれているのが気になるが、それもまたよかろう。
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コメント
夕刊が駅やコンビニで買えないのは本当に申し訳ないです。ちなみに朝日のチョイスがずれているのは、ひとえにわたくし、石飛のせいです(笑)。朝日の若い記者たちは真っ当です。
投稿: 石飛徳樹 | 2022年4月 3日 (日) 09時20分