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2022年7月 3日 (日)

暑さと怒り

手持ちの小さな扇風機が現れたのはいつ頃だろうか。最近暑いので、持っている人をよく見る。なぜかほとんどが若い女性だ。別に人の迷惑になるわけではないが、野外で自分だけ涼しい思いをしているように見えるのは僻みか。

おじさんが普通に考えると、そんなものを持つだけで面倒くさい。若い女性ばかり持っているのは、汗が出ると化粧がダメになるからかと思っていた。気になってよく見ると扇風機は色も豊富で青やピンクもあり、ウサギの耳がついたものまである。要は持つことが可愛いさを出すのかもしれない。

値段も数百円から2、3千円だからTシャツを買う感覚か。充電して使うようだが、それでも電気を消費するのは間違いない。電力不足のおりに、ロクなもんじゃないと思うのは変わりないが、怒るほどでもない。

最近知らない他人を怒ったのは、都営バスの中で。西武線が事故で止まったので、大学から帰るのにバスに乗った。案の定混んでいたが、一番後ろに席を見つけて座った。よく見るとその前の列の両側には2人席があったが、左は小学生、右は中学生が一人で占有して横の席に荷物を置いてスマホのゲームをしていた。

乗客はどんどん増えて運転手は「もっと奥に詰めてください」と繰り返していた。近くの中年女性が小学生の荷物を押して座ろうとするが、小学生はゲームに夢中。女性は諦めた様子なので私は「君、荷物を動かしなさい」と大声を出して肩を叩いた。すると不快そうな顔を向けて荷物を膝に置き、またスマホを始める。

私は「謝りもしないのか」と怒鳴り、今度は反対側の中学生を指さして「おい、お前もだ!」と叫んだ。するとその中学生も全く同じ反応で席を空けて再びスマホに夢中。とりあえず2人が座ったことで、混雑はほんの少し解消されたが、周囲の人々は何も起きなかったかのようだ。

バカな若者に注意をしないで衝突を避ける。自分に関係のないことには無反応。こんな人々は選挙に行かないだろうし、行くとすれば自民党に入れるのだろう。永遠の現状維持で自分だけを大事にしているうちに、この国は沈んでゆくに違いないと真夏に考えた。あんまり暑いので八つ当たりするヘンなおじさんだ。

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