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2022年9月20日 (火)

日本酒と焼酎の話:その(1)

私がワインの次に飲むのは、日本酒と焼酎だろう。だいたい外では日本酒を飲み、家では焼酎を飲むことが多い。日本酒は飲み屋によって置いているものが全く違う。店主が自分で選んでいるから、日頃酒屋では売っていないようなものが多い。

日本酒はワインと違って飲み屋でそれほど値段の差はない。1合で600円から1000円、高くても1500円くらいではないか。チェーン店でなければ、私はそこの一番安い酒を頼む。1合800で十分においしい。最近はなぜか、生酒とかにごり酒などをよく飲む。

けれどワインと違って、日本酒には詳しくない。浦霞とか八海山とか酔鯨とかの名前は知っているが、それにしてもいろいろな種類がある。比べて飲むと味は違うが、まともな飲み屋にある酒はどれもおいしい。昔は一晩で4合から5合は普通に飲んでいたが、今は2合から3合くらいで十分。

それでも刺身をたくさん食べて冷酒を飲むと、翌朝お腹の調子が良くない。本当は熱燗の方が体にいいのだろうし、昔は冷酒はあまりなかった気もするが、今は冷酒の方がいい。尊敬する年上の友人Oさんはぬる燗が好きだったが、夏もそうなのだろうか。

最近行った店では、1合ではなくワイングラスに1杯つぐシステムだった。1杯500円とか600円で、たぶん半合くらいか。するとより多くの種類が飲めるので、飲み過ぎてしまう。あまり酒が強くない女性でも、ワイングラスに冷たい酒が出るとつい飲むだろう。そんなことを計算に入れてのワイングラスだろう。

焼酎は飲み屋でも普通に酒屋で買えるものが大半なので、主に家で飲む。だいたい720mlボトル1000円くらいのものを買う。日本酒よりも焼酎の方が翌日の体調はずっといい。ワインや日本酒よりもアルコール度数が2倍くらいなので、夏は氷、それ以外はお湯割りで飲む。昔はクセのある芋焼酎が好きだったが、最近は麦も蕎麦もよく飲む。

これが800円くらいだと、ちょっと味が落ちる。1500円に近づくと瓶やデザインも凝ってきて、味もいい。最近よく買うのは蕎麦の「那由多の刻」とか芋の「晴耕雨読」とか「一刻者」とか、まあ1500円くらいまで。たまには「魔王」とか「百年の孤独」とか3000円くらいするものを買ってみようかと思っているが、根っからの貧乏性で勇気がない。

とにかく焼酎は飲んだ後がいい。ワインや日本酒のように頭にもお腹にも来ない。もっと年を取ったら、たぶん焼酎だけを飲んでいるのではないか。

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