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2022年10月 5日 (水)

そして、貧乏性は続く

私は今は貧乏ではないが、貧乏性は相変わらずだ。Tポイントや楽天ポイントなどをせっせと溜め、原稿やトークなどの依頼があると断らず、野菜でも肉でも安売りだと買ってしまう。このおばさん的な庶民性はどこから来たのだろうか。

前にここに書いた通り、小さい頃私の父は福岡で会社を経営していたが(後に倒産)、考えてみたら父は社長だった時も贅沢をしていた記憶があまりない。たまに付き合いでゴルフや料亭に行くこともあったが、それ以外は質素だったと思う。母は父の会社で働いていたが、酒を飲まない分もっとお金を使わなかった。

私は両親に比べたら少しだけ贅沢だ。カッコいい靴や鞄を買い、少し値の張るイタリア料理などを食べに行く。それにも限度があって、例えばコース料理8000円と言われたら相当考えるし、1万円のワインはとても頼めない。あるいは靴や鞄が5万円もしたらやはり遠慮する。

唯一タガが外れるのは酒を飲んだ時くらいだが、もともと居酒屋などが多いから翌日頭が痛くなるほど飲んでもたいしたことはない。もちろん、銀座の高級クラブなどには行ったこともない。あえて言えば、最近は飲むと帰りにタクシーによく乗る。渋谷から6000円くらいか。

昔から本やDVDには金を使ってきたが、これは職業病のようなもの。それも新聞社の頃はよく経費で落としていたし、今は一部は大学の個人研究費を当てる。そんなこともあって、自宅も大学の研究室も完全にパンク状態。DVDは小さいが、本はそうはいかない。4年半後に研究室を追い出されたらどうなるのか、最近はその心配ばかりしている。

神田のシェア型書店「猫の本棚」にひと棚借りて、「棚主」になったことは前に書いた通り。20冊ほどは売れたが、とても自宅に新たな空間を作り出すにはほど遠い。あれは主に自分が昔作った映画祭カタログが売れて嬉しいからやっているだけ。

アマゾンのマーケットプレイスで売る方法もあるが、梱包資材を揃えて送る暇はなさそう。たぶん近いうちに古本屋に来てもらってタダ同然で引き取ってもらうしかない。そんなわけでスペースが心配なので、展覧会カタログは買わないことにした。いや、これからは本を買うのも控えた方がいい。

さて毎日買って楽しいのは、やはり安い食料品。今年の夏は安い梨や桃が出なかったのが残念。9月になってトマトは高くなったのであまり買えなくなった。先日、ナスが安くて思わず買ってしまった。いつも複数のスーパーを比べながら、そんなことを考えるのが貧乏性おじさんの楽しみである。食料品のように「後にのこらないもの」はすばらしい。

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