今朝の「朝日」から
前にも書いたが、朝起きてコーヒーを飲みながら新聞を読む時間が一日のうちで一番好きだ。大きな新聞をテーブルに広げて、気になった記事を無意識に選んで読んでいく。今朝の「朝日」は読みごたえがあったな、と思う。さてそれはどこだったのか考えた。
まず、1面の「天声人語」では冒頭の向田邦子が戦後復興期に「日本橋のデパートでレジ打ちをした」という話から女子学生時代の向田の姿を想像した。3面の林真理子の本の五段広告に彼女の18歳、29歳、68歳の顔写真があって見比べる。
国際面では偉そうな習近平主席にすがりつくように握手をする岸田首相の写真を見て、その下の中国の戦闘機が台湾制空を狙って進化している記事を読む。中国はドローンを使って空爆ができる。自衛隊が無線で警告しても、「人間が乗っていない無人機には警告の意味がありません」。オピニオン面では吉岡桂子編集委員の中国の富裕層が不自由な中国を離れて外国に住みだし、日本は「人気の目的地の一つ」という内容に頷く。
読書面では菅啓次郎氏がダンテの三浦逸雄訳『神曲』が読み易くておもしろいと書いていて、読もうと思う。東京版では女子高が共学化するにあたり「国際化」を打ち出して再スタートという記事がおもしろかった。
それから数頁後の京都の料亭のおせちの1面カラー広告をしっかり見た。1万5千円の3段は中身も悪くない。社会面では東大が2027年までに女性教員を300人増やすという発表。「国際男性デー」の「男らしさ」がつらい話。
今日はbeがおもしろかった。「フロントランナー」のシャンソン歌手・クミコさんは1997年に展覧会のイベントに出てもらったことを思い出した。あの頃はまだ有名でなくて、地下鉄銀座駅の狭い場所で歌ってもらった。沢木耕太郎の連載小説は後日まとめて書く。
原武史氏の「歴史のダイヤグラム」で、1926年12月4日に山形県米沢市の宗川温泉で開かれた秘密裏の日本共産党大会を思い浮かべた。その横の妻を若くしてガンで亡くした人の話。それから山田洋次監督「夢をつくる」の母親の話に涙した。満州生まれで、山田監督が大学生の時に好きな人と家出。再婚して40代半ばで大学へ。60代にまた再婚。その母を連れて『寅さん』を見て、渥美清を紹介する。
さらに「悩みのるつぼ」で困った夫の相談。書いていて、いやはや下世話な記事ばかり読んでいる自分に驚いた。
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