パスポートをなくした夢
「春眠暁を覚えず」という言葉があるが、確かに3月頃からよく眠る。つまりのところは必要以上に寝て、朝方にたくさん夢を見る。今朝見たのは、海外でパスポートなどをなくした夢で、かなり怖かった。
なぜかフランスのリヨンにいた。どこか学校か教会のような場所で、テロがあったとかで床に伏せていた。すると急に「すぐに向こうへ行け」と指示された。あまりにせかされたので、リュックを忘れた。それから「大丈夫だ」と言われて戻ると、リュックは消えていた。
リュックの中には財布もクレジットカードもパスポートも入れていた。要するに1人も知り合いのいないフランスの地方都市でお金はゼロ。どうすればいいんだと必死で考えているうちに目が覚めた。後で思ったけれど、スマホは手元にあったのだろうか。スマホがあればカード決済ができてとりあえずパリには行けたはず。
パスポートと言えば、いままでヒヤリとした経験はたぶん2回あった。1度は1990年頃の最初の海外出張で、ニューヨークで帰国前日の私は、夜、メトロポリタン・オペラに行った。何を見たか覚えていないが、ホテルに帰るとパスポートがない。私はタクシーでオペラ座に戻って、係の人と探したが見当たらなかった。
ホテルに帰ってしょげかえっていたら、なぜかタンスの中から出てきた。パスポートがなければ最低数日は帰国が遅れ、職場では笑いものだと焦った。もう1度は2000年頃、ロンドンの空港で搭乗券をもらってパスポートをカウンターに置き忘れたまま、飛行機に乗ろうとしたこと。カウンターの人が走って来て、飛行機に乗りかけた私に持ってきてくれた。あの時もひやりとした。
怖い夢に戻ると、銃を持った男たちがあちこちにいて私は見つからないように逃げるという場面もよくある。じっと隠れたり、全速力で走ったり。先日見た夢は、その男たちがみんな黒ずくめだった。これは明らかに戦時中のイタリアのファシスト=黒シャツ隊で、最近のイタリア映画の見過ぎから来たに違いない。
とにかくあの銃を持った男たちは怖い。さすがに追いかけられた経験は一度もないけれど、昔、1990年頃中南米を回った時は、ペルーやベネズエラで銃を持った兵隊をたくさん見た。テロ対策とのことだったが、空港であちこちを写真に撮っていたら、そんな男から銃を突き付けられたこともあった。こんなことを書くと、その夢を見そうで怖い。
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