新聞などへのコメント
たまに新聞などにコメントが載ることがある。私の場合は映画界の変容や配信と映画館などのテーマが多いが、数年前に載った時に「いくらもらえるの?」と姪に聞かれたことがある。
その時は五千円もらったので正直に答えた。姪は「安いね。10万円くらいもらえるのかと思った」。ひょっとすると、これが世間のイメージなのかもしれない。
考えてみたら、新聞はコメントだらけである。例えば今朝の「朝日」朝刊1面トップは「処理水 深まる日中亀裂」。「非常に状況を憂慮している」という福島県知事のコメント。日系企業で働く40代の女性、日系企業幹部、小学校の子を持つ30代男性とコメントが続く。
福島県知事は仕事の一環だからコメント料はなし、名前を出さないコメントにもお金は払わないだろう。では文化面のディズニー・プラスのドラマ「季節のない街」をめぐって監督・脚本の宮藤官九郎と主演の池松壮亮が対談をしているのはどうだろうか。これは明らかに番組の宣伝になるから払わないでよい。
ところが次のページの「くらし」面で優生保護法についての立命館大教授の長いインタビューがある。これはたぶんインタビューに2時間はかかるだろうし、その準備に同じくらい時間もかかる。それでも顔写真入りで長いインタビューが載ることを名誉とするかどうかで考え方は分かれる。私の勘ではこれは払っていないが、もし教授が請求すれば払わざるをえないだろう。
私の場合は写真もないほんの一言コメントだが、共同通信は何も言わなくても必ず5千円払ってくれる。確かに明日10時に電話しますと言われてそれから中身を準備して30分近く話すのだから、本当は5千円じゃ足らない。それでもないよりはいい。「読売」も一度何かでコメントしたら、5千円をいただいた。
問題は私が昔働いていた「朝日」である。たぶん3,4回コメントしたが、一度も払ってもらったことはない。最近またコメントの依頼が来た。ある件に関するコメントをメモで出してくれたら、先方でまとめるという。電話ならまだ楽だがメモを書くとなると1時間はかかる。私は共同通信の例を挙げて謝礼が欲しいと伝えた。
先方は名前や肩書が出れば満足してもらえるかと思っていたと言ったが、結果として謝礼は5千円出ることになった。言った者勝ちである。大学教授がたかが5千円で騒ぐなと言われそうだが、自分がこれまでに培った知識や経験をタダで放出することはないと私は思っている。名前が出ても、何の得にもならないことはわかったので。
実は最近、NHKから45分の電話取材があった。先方は内容に満足でこれから社内で企画書を出して通ったら出て欲しいとのこと。かつてNHKに出た時は出したばかりの本の関連だったので謝礼の必要は感じなかった。今度はそういう関係はない。さて次に連絡が来たらどう反応するか、悩んでいる。やはりNHKは新聞より目立つし、親戚も喜ぶし。
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