途中で元気がなくなる
私は昔から「いつも元気」で有名だった。いつも笑顔で悩みが一切なさそうだし、体力的にも、駅の階段は走って駆けあがり、青信号が点滅を始めると慌てて走った。つまりは力が余っていて、疲れ知らずだった(少なくとも見た目は)。
これが最近、「元気がなくなった」と感じるようになった。一番多いのは、夕方、家に帰った時。ふうと疲れてソファに倒れ込んでしまう。そういう時は既に地下鉄の駅から自宅に向かって歩いていると、どこかフラフラした感じがある。だいたい授業を2コマや3コマやった後で、いろいろ買物をするとそうなる。
これは昔はなかったことだが、最近、週に1度は起きるようになった。「もう何もできない」という倦怠感が全身を覆う。高校生の時に肝炎になったが、その時の症状にちょっと近い。酒は飲み過ぎている自覚はあるのでひょっとしてとも思ったが、肝炎の場合は朝起きてから一日中だるいので、ちょっと違う。
これが「老い」なのだろうか。そんな時はソファに倒れ込むのもいいが、もっと刺激が欲しい。最初私は「ヤクルト1000」を飲んでみた。これは数カ月前に自宅近くで試供品をもらってから、時々買っている。確かにちょっとだけ、高揚する。
もっと強いものはないかと思っていたが、先日レモンの切れ端を食べたら、ピクリという感覚があった。それからはレモンを炭酸水に絞ったり、紅茶に入れたり、はちみつを塗ったり。どれにしても、レモンは確実に効く。「ヤクルト1000」よりも体に響く。
前にここに書いたと思うが、昼食後私はよく「瞬間睡眠」をする。自宅か大学の研究室で、ソファや椅子で10分ほど寝る。これが実に気持ちがいい。ある日、午後1時からの授業の時に、自宅近くの居酒屋で早めに昼食を取り、電車で寝た。わずか3駅なのに熟睡した。これはさらに快適で、何度もやってみた。
これを利用して、夕方疲れた時に帰りの電車や地下鉄で寝てみた。これまたうまくいった。こうなるとレモンはいらない。夕方に元気がなくなる症状を、こんな感じでだましだまし乗り切っているが、本当はどこか悪いのだろうか。
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