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2025年8月30日 (土)

ネット詐欺にあう:続き

さて、いんちきサイトに騙されてペイペイで3580円払ったが、商品は来ない。メールに連絡しても返信はない。これは詐欺かと思ったが、サイトは消えているし、追いかけようがない。ところが2週間ほどして、メールが来た。

そのメールの日本語が明らかにおかしい。そもそも名前の漢字の一部が中国の簡体字だ。おもしろいので、少しやり取りを続けた。すると、LINEに誘われたが、あえて続けた。先方は、商品が届かなければ別の商品を送るので、差額を払えという。

その商品は何かと聞いても答えない。こちらは、あくまで払い戻しを要求した。ペイペイの口座を送れば払うというから、本気かなと思ってQRコードを送った。ところが今度は本人確認が必要で免許証写しを送れと来た。これは既にニュースで危ないと知っていたので、送金に本人確認は必要ないと突っぱねた。

すると「詳しい別の者が担当するので、別のLINEアカウントを紹介する」。この時点で危ないと思って、警察に行くことにした。スタスタ歩いて近くの交番に行くと「それは危ないですね」「一度もうけた相手に再度コンタクトするのは常套手段です」「交番では対応できないので牛込警察署へ」と言われた。近いのでそのまま牛込警察署へ行った。半ズボン、Tシャツのまま。

さすがにここは入口に拳銃を持った警官がいて怖い。受付で「ネット詐欺にあいました」と言うと、しばらく待つように言われた。5分ほどで体格のいい30歳くらいの男がやってきて「刑事課のTです」。4階に行って、仕切りのある小部屋に通された。

まず「スマホはここに入れてください」と透明ケースを指さされる。それから身分証明書を求められたので、免許証を出す。勤務先を聞かれたので「大学教員です」と言うと大学名や学部名まで聞かれた。まるで私が取り締まられているようだ。

それから経緯を話した。先方は録音しながらメモを取っている。それが終わると証拠となるメールを見せてくれないかということで、スマホを取り出して見せると、すべて写真に撮られた。そして「被害届は出しますか」と聞かれたが、これ以上自分の情報を出すのが嫌になってやめることにした。

刑事さんの説明は以下の通り。お金はたぶん戻ってこないが、ほかでもっと大きな犯罪を起こして相手がわかる可能性はないわけではない。今後の危険はほぼないが、相手が住所を知っていることは覚えておいた方がいい。もし何か気がついたことがあれば、牛込署の自分に電話すればすぐ対応する。

考えてみたら、警察に行って身分証明書を出したのは初めてだ。今までは道を聞いたり、落とし物を届けたことしかない。これで私の住所、メアド、職業は警察に登録されてしまった。今後悪いことをしたら、捕まりやすいかも。犯罪にあったと届け出る人は、犯罪を犯す可能性も高いのではないか。そんなことを考えた。

警察署に40分ほどいたが、何となく気分はすっきりした。今後は、ネットでの買物はカード決済以外はやらない、免許証やパスポートの写しは絶対送らない、さてそれだけで十分だろうか。

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