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2025年9月20日 (土)

1年ぶりのヨーロッパ:その(3)

先日、ブリュッセルでタッチ式のクレジット・カードで地下鉄やバスに乗った話を書いたら、パリに住む知り合いから、フランス以外はヨーロッパはどこもそうなりつつあると教えてもらった。フランスはいったいどうしたのだろうか。

さてベルギーに入って、何がよかったか。まず、思いのほか食べ物がおいしかったこと。ベルギー人はムール貝とフライドポテトを食べてビールを飲んでいるというイメージがあったが、本当にその通りだった。友人夫妻と夕食をすると、地元の人々で賑わうレストランに連れて行かれた。

ホテルに近いイクセル地区でフランス語で「ベルギー人の仲間」を意味する店名。予約は受け付けないが、我々は19時半頃に着いて運よく席を見つけた。見ると半分くらいがムール貝を食べてビールを飲んでいる。最初に前菜で「エビのクロケット」。エビクリーム・コロッケにかなり近く、香ばしい。

友人達もビールを頼んだので私も従った。発酵の仕方が違う2種類のビールを飲んだが、味が全く違っていてうまい。ムール貝は3種類の味があったが、私は一番オーソドックスなタイプを選んだ。バケツのような入れ物に蓋をして持って来る。テーブルで蓋を取ると、何ともいい香りが広がる。これが不思議とビールに合った。

そしてフライドポテトが付いて来る。これが大きめだが、実に軽く揚げてあって胃にもたれない。店によって差はあるが、おおむねパリよりうまい。それからトマトソースなどのミートボール料理。もちろんワッフルも有名な店で食べた(店名は失念)。

行った日はたまたまビール・フェスティバルがあって、グラン・プラス周辺は通れないほどの大混雑。建物はすばらしいのだが、落ち着かない。近くのギャルリー・サン・チュベールは屋根付きの商店街だが、日光のそそぐ天井が実に快適。チョコレート店が多過ぎだが。小便小僧はあっけなかった。

王立美術館はかなり充実していたが、人が少なくてよかった。15世紀から18世紀のフランドル派が中心で、クラナッハ、ボッシュ、ヴァン・ダイク、ブリューゲル、レンブラントなどの優品が揃っている。特にブリューゲルの部屋はすごい。このあたりの充実度はひょっとするとルーヴルを超えて、マドリッドのプラド美術館やウィーンの美術史美術館に匹敵するか。

つながっているマグリット美術館は2倍の観客だが、こちらは何度も見ているせいで新鮮味はなかった。デッサンなどの小品があったのは興味深かったけれど。今日はここまで。

 

 

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