『CROSSING』のイスタンブール
レヴァン・アキン監督の『CROSSING 心の交差点』を劇場で見た。予告編を見て舞台がイスタンブールというだけで、1年半前の旅行を思い出して見たくなった。見てみると、現地に行った者には「わかる」という感じに満ちていて楽しかった。
レヴァン・アキン監督の『CROSSING 心の交差点』を劇場で見た。予告編を見て舞台がイスタンブールというだけで、1年半前の旅行を思い出して見たくなった。見てみると、現地に行った者には「わかる」という感じに満ちていて楽しかった。
国立映画アーカイブで始まった「アンソロジー・フィルムアーカイブスーアメリカ実験映画の地平へ」に行ってみた。このアーカイブは実験映画作家のジョナス・メカスが中心になって作ったことで有名だが、世界の実験映画を確か字幕を一切いれずに保存していると読んだことがある。
ここに何度も書いたが、1月半ばから2月初めは大学教師にとって本当に苦行の日々だ。学期末試験や課題の採点があり、卒論や修論、博論の審査がある。それが終わると入試がやってくる。これらはすべて大学の根幹というべき大事な仕事だが、やはりつらい。
伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』は、たぶん前代未聞の映画だ。自分がレイプされた事件を自ら監督してドキュメンタリー映画として作った例は、たぶんこれまでにないのでは。そしてそれがアメリカのアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされたのだから。
私は今でも金曜の夕刊各紙を買う。映画評を見るためだが、最近は本当に夕刊を売る場所が減った。西武線の売店「トモニー」も東京メトロの売店もコロナ禍の頃から取り扱わなくなった。かつては自宅の最寄りの1つ江戸川橋駅で買えたのに、今では近くても2つ駅に乗る高田馬場駅か市ヶ谷駅まで行かないと入手できない。
7月公開のリチャード・リンクレイター監督『ヌーヴェルヴァーグ』を内覧試写で見た。去年のカンヌで上映された時から話題になっていて、フランスやアメリカの予告編を見て、早く見たいと思っていたら案内が来た。
東京国立近代美術館で2月8日まで開催中の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」を見た。戦後の女性美術作家を集めた展覧会のようだが、なぜ「アンチ・アクション」なのかと疑問に思っているうちに閉幕が近づいていた。
荒井晴彦はもちろん脚本家として有名だが、最近の監督作品、『火口のふたり』(2019)や『花腐し』(2023)は相当の演出力だと思う。今回は吉行淳之介の原作で、そのうえ1969年が舞台というので、かなり期待していた。
12月の学生企画の映画祭「はたらく×ジェンダー」で上映後トークを2度やったが、そのうちの1本はケン・ローチ監督の『この自由な世界で』(2007)だった。その準備として、この監督と是枝裕和監督がNHKで対談をしてそれを新書にした『家族と社会が壊れるとき』を読んだ。
「月刊ホン・サンス」ということで、『旅人の必需品』に続いて今度は『小川のほとりで』を見た。この監督の常連、キム・ミニとクォン・ヘヒョが出る大学もの、というだけで安心する。結果は、何となく気まずいがそれが心地よい映画だった。
書くのを忘れていたが、年末にふらりと東京都写真美術館に行った。28日(日)だったが、ほとんどの美術館が閉まっていたから。テーマ展を2つやっていて、1つは「作家の現在 これまでとこれから」。一応名の知られた写真家を集めたものだが、1933年生まれの川田喜久治から、1980年生まれの志賀理江子まで幅は広い。
アメリカにはたぶん5回行ったけれど、さっぱりわからないと思う。テレビでニュースを見ている分には理解した気になるが、実際に行くといつも戸惑う。アリ・アスター監督の『エディントンへようこそ』を見て、やはり不思議な国だと思った。
年末年始にNHKの過去の番組を配信で2つ見た。「NHKプラス」では最近の放映分を一定期間見られたので、前に朝ドラの「あんぱん」をいくつか見たことがあった。これが「NHK ONE」に代わって苦労したが、なんとか年末に放映した「映像の世紀 バタフライエフェクト スクリーンの中の東京百年」を見た。
東京国際映画祭で話題になっており、「毎日」や「読売」の映画評でも絶賛されていた坂本悠花監督の『白の花実』を劇場で見た。東京芸大大学院卒でビターズ・エンドの製作・配給というのも「大型新人」の感じがしたから。
驚くべきは、年末年始の時間のたつのが早いことだ。29日あたりからどうも時が止まったようで、何もしていない。買物をしたり、散歩をしたりしているうちに、あっという間に1日が過ぎてしまう。まるで年末年始に特有の幕が下りてきて、包み込まれてしまったようだ。
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