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2026年6月 9日 (火)

久しぶりの名古屋

所属する学会の大会に出席するために、久しぶりに名古屋に行った。1990年代にはたぶん6、7回は行ったと思う。愛知芸術文化センターの美術館で展覧会をやったり、同センターの映像ホールでジョルジュ・メリエス作品約80本を上映したり。あるいは名古屋市美術館や松坂屋美術館に打ち合わせに行った。

泊まるのはいつも栄の東急ホテルだった。愛知芸文センターに歩いていけるからだが、慣れたホテルが安心なので今回も泊まった。その後名古屋に行ったのは2019年に日帰りで「あいちトリエンナーレ」を見に行った時のみではないか。

たぶん30年ぶりに東急ホテルに泊まって、戸惑った。栄のあたりに新しいビルが建ち過ぎて、方向感覚が全く失われてしまった。地下鉄栄駅からホテルまでの行き方がわからないし、目をつぶっても行けると思った愛知芸文センターはスマホの位置情報でようやくたどり着いた。

ホテルの周りにあったきしめんや名古屋コーチンの店もみんなビルになって跡形もない。とりあえず有名という「いば昇」で「ひつまぶし」を食べた。考えてみたら名古屋でちゃんと観光をしたことがなかった。まずは徳川美術館に行って武具や刀剣、能舞台や書院造の再現を見た。そこでは「豊臣兄弟!」の展覧会もやっていた。

徳川美術館の隣には徳川園という広大な公園があって、気持ちがいい。しばらく休憩して再び遠い地下鉄駅まで歩こうと思ったら、目の前にバスがあったので乗り込む。それは名古屋城まで行くとのことでついでに行った。

名古屋城も行ったことがなかった。16時を過ぎていたので城の中には入れなかったが、本丸御殿や天守閣などなかなか壮観で気持ちのいい時間を過ごすことができた。それから翌日熱田神宮にも行ってみた。こちらはどこにでもある大きな「お宮」という感じで、結婚式がいくつも進行中だった。

もちろん学会にも行って10くらい発表を聞いたが、2つを除くとかなり退屈した。昔はもっと刺激があった記憶があるが。私がもはや学会発表に興味をなくしたか、あるいは本当に発表がつまらなくなったのかはわからない。

5月末の快適な季節だったせいか、私には今回の名古屋は楽しかった。道路も歩道も広くて歩くのが気持ちいい。ホテルの朝食は4000円というので、近所の喫茶店に行ったが、小豆あんこやクリームのついたトーストもコーヒーも最高だった。夜には10年以上前に卒業した教え子と再会した。

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