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2026年9月11日 (金)

1年ぶりの海外で考えたこと:その(1)

短い海外旅行から帰国したが、今回一番驚いたのは、美術館などに「シニア料金」で入れたこと。これだと「学生」などと同じく半額から2/3くらい。ある宮殿に「Pensioner=年金生活者」と書いてあったので聞いたら、「65歳以上の意味です」と言われた。

リスボンのある城では「シニア1枚」と言ったら、「身分証明書を見せてください」。パスポートを見せたら「ワオ!信じられない」と両手を挙げて言われた。日本でも年齢よりは少し若く見られるが、驚かれることはない。海外に行くとアジア人は若く見えるのは前から知っていたが、これほどとは。

もう1つは、観光地を歩くのに絶えずスマホを使ったこと。パリのようによく知った場所ならともかく、初めて行くポルトガルには全く土地勘がない。ホテルで行く場所名をスマホのグーグルマップに入力すると、地図上に「〇分歩いてバスの〇番に乗り、〇でおりて〇分歩く」といった形で出てくる。

場合によっては「あと〇分でバスが到着予定」とまで出てくる。本当に便利でこれさえあればどこにでも行ける。日頃はあまりスマホを使わないのに旅行先ではいつも使ったら、昼過ぎにはバッテリーがなくなった。いったんホテルに帰り、充電してまた出直す始末。その後は充電用のコンセントなどを持ち歩き、機会があれば充電した。

それからポルトガルには日本人が極めて少ないのにも驚いた。これは昨夏に行ったパリでも感じたが、若者も老人も中国人や韓国人は多いが日本人はあまり見ない。円安でヨーロッパは高すぎるということか。たまに見る日本人は、多くが若い女性の2人連れ。この層はやはり好奇心というか、海外旅行が趣味なのだろう。

パリやロンドンやミラノやヴェネツィアのような従来からの「憧れの地」ではないポルトガルは、ほとんどの日本人にとっては何の意味もない場所になってしまった。リスボンもポルトも実に魅力たっぷりの土地で食べ物はおいしく、人々は親切なのだけれど。フランスやイタリアとは違う懐かしい感じがある。

今回ポルトガルに行こうと思ったのは、1992年にパリで知り合ったポルトガル人の友人イジドロ君に会うのが第1目的だった。かつてはハガキで、それからメールでたまに連絡しあっていたが、いろいろあって今年行くことになった(続く)。

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