「アンチ・アクション」展の持つ意味
東京国立近代美術館で2月8日まで開催中の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」を見た。戦後の女性美術作家を集めた展覧会のようだが、なぜ「アンチ・アクション」なのかと疑問に思っているうちに閉幕が近づいていた。
東京国立近代美術館で2月8日まで開催中の「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」を見た。戦後の女性美術作家を集めた展覧会のようだが、なぜ「アンチ・アクション」なのかと疑問に思っているうちに閉幕が近づいていた。
書くのを忘れていたが、年末にふらりと東京都写真美術館に行った。28日(日)だったが、ほとんどの美術館が閉まっていたから。テーマ展を2つやっていて、1つは「作家の現在 これまでとこれから」。一応名の知られた写真家を集めたものだが、1933年生まれの川田喜久治から、1980年生まれの志賀理江子まで幅は広い。
宮下規久朗さんの新刊『戦争の美術史』を読んだ。岩波新書で270頁くらいだが、ずっしりと読みごたえがあった。宮下さんは30年ほど前、彼が美術館学芸員だった頃にお会いしている。その後神戸大学で教え始めてからは多くの本を書いているが、いくつかを読んでいつも魅了されてきた。
アーティゾン美術館で1月12日まで開催中の「ジャムセッション 石橋財団コレクション×山城知佳子×志賀理栄子|漂着」展がおもしろかった。ずいぶん長い展覧会名だが、要するに2人の女性作家の別々の個展である。
昔、何度か高知県立美術館と仕事をしたせいで、この美術館からは今でも案内が送られて来る。そこで開かれる展覧会のチラシなどを見るだけだが、「これは見てみたい」と思ったのが「絵金」の展覧会だった。
先日、パリやブリュッセルに行った時に読んでいた本は、何と高階秀爾『カラー版 名画を見る眼Ⅰ-油彩画誕生からマネまで』。昨年亡くなられた高階さんは何度も会ったし、取材でコメントをもらったこともある。ある画家のホームパーティやフランス大使館の夕食会でもご一緒した。
東京都写真美術館で12月7日まで開催の「ペドロ・コスタ インナーヴィジョンズ」展を見た。「総合開館30周年記念」というが、もともとペドロ・コスタ監督の映画を見ていないと全くわからないのではないか。
最近、一番お気に入りの美術館は、アーティゾン美術館だ。日本橋と京橋の中間という都会のど真ん中にあり、企画展が充実していて常設もしっかり楽しめる。ムードとしてはニューヨークの近代美術館のような感じで(あんなに広くないが)、そこにいることが快適な空間だ。
私はよく展覧会を見るが、実はあまり時間はかけない。興味がないとわかると15分で出るし、おもしろいと思っても1時間がせいぜい。ところが最近、閉館まで1時間半見ても時間が足りないと思った展覧会があった。東京国立近代美術館の「記録をひらく 記憶をつむぐ」展のこと。
東京ステーションギャラリーで31日まで開催の「藤田嗣治 絵画と写真」を見て驚いた。展覧会の衝撃という点では、今年で一番かもしれない。一言で言えば、この画家が「写真」というメディアを徹底的に使って自分の画家としてのキャリアを作り上げたことが実にわかりやすく示されていた。
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