なぜかイタリア映画の専門家に
2023年に『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』という新書を出した。急に死んだ時に、唯一の単著が『美術展の不都合な真実』(2020年)という暴露本だと困るというのが書いた最大の理由だったが、『映画大国』を書いたことは思わぬ「効果」を生んだ。
2023年に『永遠の映画大国 イタリア名画120年史』という新書を出した。急に死んだ時に、唯一の単著が『美術展の不都合な真実』(2020年)という暴露本だと困るというのが書いた最大の理由だったが、『映画大国』を書いたことは思わぬ「効果」を生んだ。
65歳の夏の率直な感想は「高い」と「暑い」のふたつ。「高い」はもちろん物価が高いということで、この半年でずいぶん違う。外食は昼のランチを千円以内で食べるのがなかなか難しくなった。1200円や1500円に驚かなくなった。
先日、教え子3人と飲む機会があった。今年の3月に卒業したばかりだが、就職してどうだとか、私はもうすぐ定年になるとか、話は尽きない。安い居酒屋でたくさん酒を飲んで実に楽しいひと時だったけれど、2時間くらいたつと「もうたくさん」という気分になった。
60歳を過ぎてから、「病気の疑い」が増えた。一昨年は健康診断で緑内障の可能性を指摘されて、眼科で精密検査を受けたが問題なかった。昨年は「胃粘膜下腫瘍の疑い」と言われて胃カメラで精密検査をしたが、これも問題なかった。
65歳になる少し前に年金の書類が送られてきた。これが皆目何のことかわからない。みんなどうしているのだろうと思いながら、送ってきた私学教職員共済組合に電話をしてみた。番号などを述べたが、私の場合はそこではわからないという。
近所のスーパー「神楽坂キムラヤ」が明日閉店という。2か月ほど前に神楽坂に住む友人Oさんががフェイスブックに書いていたので知ったが、あの店はまさに「神楽坂の顔」だった。昭和27年創業というから70年を超す。
樋口尚文、野村正昭、石飛徳樹編著、崔洋一著『映画監督 崔洋一 映画は闘争だ!』を一挙に読んだ。樋口さんと石飛さんが懇意なので送ってもらったが、いやはやおもしろい。実は、私は崔監督には3度怒鳴られたことがある。
先日、65歳となった。かつて働いた新聞社では、誕生日が最終勤務日だった。夕方6時過ぎになると、簡単な「お別れの式」をやったものだ。課長か部長が花束を渡し、みんなで拍手をする。そして「さようなら」と去ってゆく。
私は食べることが好きだ。居酒屋やレストランで食べるのも好きだし、自分で作るのも楽しい。料理の本もよく買ってきては、自分で作る場合を考えながら読む。「これなら作れる」とか「これは材料が揃わない」とか言いながら。
地下鉄に乗ると、周囲が全員スマホを触っていることがある。チラリと見ると、男はゲームが多く、女はSNSが多数。あるいは漫画やドラマも増えた。私は電車の中では急ぎで何かを確認する時以外は、スマホは触らない。本を取り出して読む姿は、ほぼ宇宙人かもしれない。
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