書籍・雑誌

2020年12月19日 (土)

『見るレッスン』の蓮實節を楽しむ:その(1)

この12月末刊行の蓮實重彦さんの新書『見るレッスン 映画史特別講座』を読んだ。一足先に入手したのは、この本の聞き手の石飛徳樹・朝日新聞記者から送ってもらったから。まず、この組み合わせに笑った。

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2020年12月16日 (水)

『ハングルへの旅』を読みながら:その(2)

『ハングルへの旅』の最初のあたりで茨木のり子さんは書く。「「韓国語を習っています」とひとたび口にすると、ひとびとの間にたちどころに現れる反応は、判で押したように決まっている。/「また、どうしたわけで?」

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2020年12月12日 (土)

角川武蔵野ミュージアムに失望する

埼玉県の東所沢駅にできたばかりの角川武蔵野ミュージアムに行った。いまだにミュージアム(日本語だと美術館と博物館に分かれる)というものに関心がある。いわゆる美術展ではなく、千葉の国立歴史民俗博物館で見た「性差(ジェンダー)の日本史」のような展覧会の枠を超えたような展示が大好きだ。

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2020年12月11日 (金)

『ハングルへの旅』を読みながら

高橋源一郎さんの『たのしい科学』に引用されていた茨木のり子さんの『ハングルへの旅』を読んだ。1986年に単行本として出て89年に文庫になり、私が買ったのが今年出た13刷だからいわゆるロングセラーだろう。読んでみると、読み継がれている理由がわかる。

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2020年12月 1日 (火)

高橋源一郎著『たのしい知識』についてもう一度

「たのしい知識」という題名は、どこから来るのか。映画好きならばジャン=リュック・ゴダールの『たのしい知識』(1969)Le gai savoirを思い浮かべるかもしれない。哲学に詳しければ、ニーチェの『悦ばしき知識』(翻訳によっては『愉しい学問』や『華やぐ智慧』など)に行くだろう。

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2020年11月26日 (木)

高橋源一郎氏の『たのしい知識』を読む

高橋源一郎氏の新刊新書『楽しい知識』を読んだ。本屋で最初のページをめくったら、「小学校一、二年の頃、新しい教科書が配られるのが楽しみだった」という文章から始まって思わずその光景を思い出して買った。確かにそうだったと思ったから。

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2020年11月13日 (金)

『神戸と映画』を読んで

昨年4月に出た板倉史明編著『神戸と映画』をようやく読んだ。神戸は10回以上行ったことがあるが、いずれも仕事でゆっくりしたことがなく、いまだに土地勘はゼロ。しかし神戸の人々がかなり自分の土地に愛着と自信を持っているのは感じていた。

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2020年11月 6日 (金)

今さら読む『民主主義とは何か』

例の日本学術会議の任命問題ではずされた6名のうち、宇野重規東大教授だけが「特に申し上げることはありません」と述べていたので気になっていた。本屋には出たばかりの彼の新書『民主主義とは何か』があったので、買ってみた。

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2020年10月25日 (日)

古谷浩一著『林彪事件と習近平』についてもう一度

なぜ林彪(りんぴょう)事件が習近平と結びつくのか。まず、習近平が毛沢東のように独裁体制を作りつつあることだ。2017年の中国共産党党大会では、「党の憲法と呼ばれる党規約には新たに、「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」という長々しい政治理念が盛り込まれた」。

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2020年10月23日 (金)

『林彪事件と習近平』を読む

12月に開催する学生企画の映画祭「中国を知る」のために、古谷浩一著『林彪事件と習近平』を読んだ。まずは自分が勉強して学生に促すやり方というよりは、私の場合は大学に移ってからはいつも「学びながら教える」自転車操業だ。

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