書籍・雑誌

2019年11月16日 (土)

『こんな雨の日に』を読みながら:続き

是枝裕和著『こんな雨の日に』は映画『真実』の製作過程をつぶさに追ったものだが、普通はこんなに手の内は明かさないだろう。絵コンテを載せる本はよくあるが、俳優への手紙やその返事、プロデューサーからの監督が書いた脚本への細かな注文なども全部日本語で載っている。

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2019年11月11日 (月)

『こんな雨の日に』を読みながら

是枝裕和著『こんな雨の日に』を読んだ。「映画「真実」をめぐるいくつかのこと」という副題で、公開中の日仏合作映画『真実』の製作過程をつづった本だ。日本側のプロデューサーである福間美由紀さんからいただいたものだが、彼女の文章も途中に「伴走」として挟まれている。

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2019年11月 8日 (金)

『全身翻訳家』を読む

昔、「翻訳家」に憧れたことがあった。小説家にはなれなくても、外国語を勉強したら翻訳ならばできるかもしれないとなぜか思った。高校までは英語は得意だったし、大学ではフランス文学科に進んだ。

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2019年10月24日 (木)

『脱ブラック部活』を読んで

先日、「朝日」の石飛徳樹編集委員が樹木希林さんにインタビューした『この世を生き切る醍醐味』を読んだが、また「朝日」の記者が書いた新書を読んだ。中小路徹編集委員著『脱ブラック部活』で、なぜ読んだかというと、今年は私の学生が企画する映画祭のテーマが「スポーツの光と影」だから。

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2019年10月20日 (日)

『この世を生き切る醍醐味』の内田裕也

樹木希林のインタビュー、『この世を生き切る醍醐味』には、夫の内田裕也の話が時々出てくる。1973年に結婚して同居したのは3カ月もないのに、死ぬまで夫婦だった。樹木希林は内田裕也と結婚する前に岸田森と結婚していたが、内田はそれに触れると怒った。

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2019年10月17日 (木)

『この世を生き切る醍醐味』のおもしろさ

本屋に行くと樹木希林の本がたくさん出ていてちょっとうんざりだが、『この世を生き切る醍醐味』だけは読んだ。「朝日」の石飛徳樹記者のインタビューをまとめたもので、もちろん連載時に主要なところは読んでいた。ところが今回読んでみて、意外なおもしろさに気がついた。

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2019年10月 8日 (火)

もう一度、多和田葉子について

多和田葉子の『献灯使』には、皮肉たっぷりの細部があちこちに埋め込まれているので、いくつかをメモしておきたい。100歳を超す義郎は、学生時代に日本に来た同じ年のドイツ人女性、ヒルデガルドと知り合った。

 

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2019年10月 4日 (金)

多和田葉子『献灯使』に痺れる

多和田葉子という作家は私と同世代だが、なぜか一度も読んだことがなかった。芥川賞を取った時、大学卒業後にドイツで暮らして受賞当時には既にドイツ語で小説を書いていたと知って驚いた記憶がある。今回初めて『献灯使』を読んだのは自宅近所の名書店「カモメブックス」に文庫が並んでいたから。

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2019年9月24日 (火)

『蜜蜂と遠雷』の小説と映画をめぐって

私は恩田陸という作家のファンではない。私よりほんの少し若いくらいだが、一躍有名になった『夜のピクニック』が私にはどこかピンと来なくて最後まで読んでいない。映画化を進めたプロデューサーに「読んでくれ」ともらった本だったにもかかわらず。映画も見なかった。

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2019年9月12日 (木)

『映画について考えたこと』についてもう1回だけ

この本についてはもう一度だけ語りたい。彼は「『歩いても歩いても』は、できあがったときに、「納得度の高いものができた」と思えました。それはいままでいちばん肩の力を抜いて無理をしないでつくれたということです」と書く。

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