書籍・雑誌

2017年7月25日 (火)

ヌーヴェル・ヴァーグの功罪:その(4)

山田宏一さんが川喜多賞を受賞されるというので、久しぶりに彼の『友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』を読んだ。かつて単行本で読んでいたが、手元に平凡社ライブラリーの増補版があったので、あちこちに持ち歩きながら分厚い文庫を読み終えた。

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2017年7月13日 (木)

『「文藝」戦後文学史』に考える

佐久間文子著『「文藝」戦後文学史』を読んだ。もともと「文芸誌」というものを読んだことはほとんどないのだが、著者が昔の同僚だったので、買ってみた。これが予想以上におもしろかった。

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2017年7月 9日 (日)

『安倍三代』にやっぱり:続き

「反骨と反戦の政治家・寛の息子として生を受け、その父を最大の誇りにしつつ、父の‟遺産”の上に晋太郎は立っていた。しかもきらびやかな閨閥の列に連なった世襲のプリンスでもあったが、その人生に課せられた孤独と戦争体験がバランス感覚や優しさといった人格を作った」

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2017年7月 7日 (金)

『安倍三代』にやっぱり

青木理著『安倍三代』を読んだ。この著者はだいぶ前に『日本の公安警察』を読んでおもしろかった記憶があった。その頃は共同通信の記者だったが、いまはフリーで活躍しているようだ。

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2017年7月 1日 (土)

ヌーヴェル・ヴァーグの功罪:その(3)

ヌーヴェル・ヴァーグを語るうえで、一番の問題というか踏み石となるのは、「作家主義」ではないだろうか。これは最初聞いた時はすばらしいと思ったが、だんだん疑問が生じてきた。この主義のポイントは、映画を監督のものとすることと、尊敬する監督の作品なら駄作でも評価すること。

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2017年6月20日 (火)

小説『流れる』を読む

成瀬巳喜男の映画『流れる』は何度か見ているが、幸田文の原作は読んだことがなかった。ある時気になって読んでみると、「文学」ならではの芸者置屋の匂いのするような文章で、ちょっと驚いた。

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2017年6月14日 (水)

『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』を読む

水野和夫氏の本は2年ほど前に『歴史の終焉と資本主義の危機』を読んだが、新著の『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』を買った。「閉じてゆく帝国」とはもちろん今のアメリカやイギリスのことだろうが、それと資本主義がどんな関係になるのか知りたいと思った。

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2017年6月10日 (土)

『『新しき土』の真実』に驚く:その(1)

瀬川裕司さんは、かつて新聞社時代に「ドイツ映画祭」などでお世話になったが、新著『『新しき土』の真実』が抜群におもしろかった。『新しき土』(1927)は、ドイツと日本による初めての国際的合作だが、実に奇妙な映画であることは、このブログでも書いた。

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2017年6月 7日 (水)

『敗者の想像力』に考える

加藤典洋という評論家の本は、今まで読んだことがなかった。なぜか、自分とは合わない気がしていた。今回彼の新著『敗者の想像力』を読んだのは、本屋で立ち読みしたら冒頭に小津安二郎の話があったから。

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2017年5月26日 (金)

『実相寺昭雄 才気の伽藍』を読む

少し前に買った樋口尚文著『実相寺昭雄 才気の伽藍』をようやく読んだ。実相寺昭雄という名前は、私たちの世代にはちょっと神話的な響きを持つ。『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のすごい回を作ったとか、ATGでヘンな映画があるとか、オペラを演出したとか。

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