書籍・雑誌

2018年5月12日 (土)

石原慎太郎の『天才』を読む

実は、昔は石原慎太郎にはどこかで魅力を感じていた。北野武や田中康夫などと同じく、滅茶苦茶に見えて時々鋭いことを言う、という印象があった。都知事になってからはただの嫌味になり、辞めてからの築地市場の豊洲移転の弁明はみっともなかったが。

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2018年5月 4日 (金)

『ゼロヴィル』を読む

アメリカの現代文学の奇才としてスティーヴ・エリクソンの名前は聞いたがことがあったが、読んだことはなかった。前にここで書いた『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』で石岡良治氏と三浦哲哉氏が、彼の『ゼロヴィル』を取り上げていたので、読んでみた。

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2018年4月21日 (土)

「横山大観展」に考える:その(2)

横山大観展を見た直後に読んだのが、古田亮著『横山大観』。古田氏はもともと東博や東近美の学芸員をやった後に今は東京芸大美術館の准教授で、近世から近代の日本美術研究の若手ホープ格だろう。彼が芸大で手掛けた「高橋由一展」や「漱石と美術」展などは素晴らしかった。

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2018年4月10日 (火)

西部邁氏の遺言

先月亡くなった西部邁氏の自死を助けた人々が逮捕されたニュースが流れたが、ちょうど彼の遺作『保守の真髄』を読んでいた。副題が「老酔狂で語る文明の紊乱」。冒頭に著者が手先が神経痛で自由に動かせず、娘が口述筆記をしたことが書かれている。

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2018年4月 4日 (水)

「映画狂」について考える本

石岡良治、三浦哲哉編著の『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』を読んだ。これは編者2人がテーマごとに1人ずつ招いて公開で議論したものをまとめたもので、入江哲朗、土井伸彰、平倉圭、畠山宗明の4人が加わっている。

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2018年3月27日 (火)

『おらおらでひとりいぐも』が35万部

芥川賞を取った若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』をようやく読んだ。東北弁の題名を聞き、授賞式の本人の写真などを見て、「これは読みたい」と思った。そういう人が多いのか、オビには「35万部突破!」と書かれていた。

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2018年3月25日 (日)

高倉健について考える本

原節子の本を読んでおもしろかったので、その勢いでまたノンフィクションライターによるスター本を買った。森功著『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』は昨年8月に出た本だが、もう6刷だから売れているのだろう。

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2018年3月23日 (金)

今も日本は「普請中」か

最近、自宅の近所で工事が多い。2つある最寄り駅のうちの1つにたどり着くまでの5分ほどの間に、マンションやビルが5カ所で建設中だ。ある時、ふと「普請中」という明治の小説の題が浮かんだ。

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2018年3月22日 (木)

『原節子の真実』に思うこと

2年ほど前に出た石井妙子著『原節子の真実』をようやく読んだ。出ているのは知っていたがこれまで読まなかったのは、この種の「ノンフィクションライター」の映画本は、話をおもしろくするために映画史的な間違いを書いてしまうことが多いから。

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2018年3月18日 (日)

暗澹たる読書:その(4)『日本軍兵隊』

昨年末に出た吉田裕著『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実』を買ったのは、「310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推定される」というオビの言葉を読んだから。これが本当なら大変なことだと思った。

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