書籍・雑誌

2017年5月26日 (金)

『実相寺昭雄 才気の伽藍』を読む

少し前に買った樋口尚文著『実相寺昭雄 才気の伽藍』をようやく読んだ。実相寺昭雄という名前は、私たちの世代にはちょっと神話的な響きを持つ。『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のすごい回を作ったとか、ATGでヘンな映画があるとか、オペラを演出したとか。

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2017年5月22日 (月)

『東京奇譚集』はさほど奇妙ではなかった

だいぶ前に買った村上春樹の『東京奇譚集』を読んだ。薄い文庫の短編集で連休の旅行中にぴったりだった。2005年刊だから、長編だと『アフターダーク』(04)と『1Q84』(09)の間になる。読んだ感想は、長編よりは好きだけど、「奇譚」で想像したような奇妙な物語ではなかった。

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2017年5月19日 (金)

高峰秀子の『ヨーロッパ二人三脚』

女優の高峰秀子は文章がうまかった。それは『わたしの渡世日記』を読めばすぐにわかるが、今回読んだ『ヨーロッパ二人三脚』は彼女の死後発見されたもの。2、3年前に単行本が出たのは知っていたが、今回文庫になったので読んでみた。

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2017年5月15日 (月)

佐藤優と北原みのりの対談を読む

佐藤優と北原みのりの対談『性と国家』がおもしろかった。佐藤優の本はここでも何度か取り上げたが、北原みのりは本を読んだことがない。初の女性向けアダルトショップを開いたり、ろくでなし子さんの女性器の石膏型を展示して逮捕されたことは記憶にあるが。

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2017年5月 8日 (月)

仏大統領選の時に読んだ『服従』

フランスの大統領選の結果は出たが、その直前に読んでいたのが、ミシェル・ウェルベックの『服従』。2022年の大統領選を背景に、ある40代の大学教授の「服従」を描いた近未来小説だが、フランスで出版されたのがシャルリ・ヘブド襲撃事件が起こった2015年1月7日だったこともあって、大騒ぎになった。日本でもすぐに翻訳が出て、最近文庫になった。

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2017年5月 6日 (土)

『日本ヘラルド映画の仕事』に考える

映画史の本は多いが、映画産業史は少ない。古典中の古典、田中純一郎著『日本映画発達史』全5冊は、辛うじて産業的側面に触れているが、この本も1970年代まで。

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2017年5月 2日 (火)

『夜の谷を行く』にやられる

最近読んだ本で、村上春樹の新作よりも何よりもおもしろかったのは、桐野夏生の『夜の谷を行く』。たぶんどこかの書評で読んで、連合赤軍事件に当時関わった女性の現在の話と聞いて、読みたいと思った。桐野夏生だし。

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2017年4月30日 (日)

『無冠の男 松方弘樹伝』がいい

友人に勧められて読んだのが『無冠の男 松方弘樹伝』。著者の伊藤彰彦氏は、同じ友人が読めと言った『映画の奈落 北陸代理戦争事件』が抜群だったので期待して読んだが、今回も十分におもしろかった。

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2017年4月23日 (日)

田中眞紀子『父と私』に失望

実は、私は田中角栄についての本が好きだ。政治学者や新聞記者が書いた本も、愛人たちやその子供が書いた本さえ読んでいる。大嫌いな石原慎太郎の本だけは読んでいないが。だから娘の田中眞紀子の本も楽しみにして読んだ。

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2017年4月20日 (木)

今頃読む『ねじまき鳥クロニクル』

この3月初めにWEBRONZAで『騎士団長殺し』の書評を書いた時に、『ねじまき鳥クロニクル』(1994-95)との類似を指摘する文章をネットでいくつか読んだ。実はこの小説は買ってあったが、冒頭しか読んでいなかった。

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