映画

2018年9月23日 (日)

『ここは退屈 迎えに来て』の軽さと重さ

廣木隆一監督は最近は年に2、3本ずつ撮っているので、とても全部は見きれない。しかし『軽蔑』(13)や『さよなら歌舞伎町』(15)や『彼女の人生は間違いじゃない』(17)などのインディペンデント作品は、どれも見ごたえがあった。

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2018年9月21日 (金)

『きみの鳥はうたえる』の現代性

佐藤泰志の小説は、なぜか最近よく映画になる。熊切和嘉監督『海炭市叙景』(2010)、呉美保監督『そこのみにて光輝く』(2014)、山下敦弘監督の 『オーバー・フェンス』(2016)と続いて、三宅唱監督のこの映画が出てきた。

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2018年9月19日 (水)

『Sunny 強い気持ち・強い愛』に考える

帰国して最初に映画館で見たのは、『Sunny 強い気持ち・強い愛』。オリジナルの韓国版『サニー/永遠の仲間たち』も見ていないが、大根仁監督なので見たいと思った。

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2018年9月17日 (月)

日本統治下の韓国映画:番外編『望楼の決死隊』

久しぶりに韓国ものを書く。今井正監督の『望楼の決死隊』(1943)のDVDを見た。これはデアゴスティーニ社の隔週刊の特集「東宝・新東宝戦争映画DVDコレクション」の1本として、2015年に初めてDVD化されたもの。この映画を見たかったのは、これが日本人監督によって朝鮮半島で撮影されたプロパガンダ映画だから。

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2018年9月15日 (土)

『運命は踊る』の普遍性

ちょうど1年ほど前のベネチアで見たサミュエル・マオズ監督の『運命は踊る』を試写で再見した。日本では9月29日の公開だが、実を言うと去年のベネチアで審査員グランプリをもらった時、ちょっとびっくりした。

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2018年9月13日 (木)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(12)

数年前から日経新聞に映画祭の報告を書いているが、明らかに見る映画が変わった。新聞は受賞作を中心に書かざるをえない。そうすると、コンペの作品は全部見なければならない。今回はコンペだけで21本。

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2018年9月12日 (水)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(11)

もう日経新聞での報告も出たので、映画祭全体をよりラフな形でまとめてみたい。今回の特徴は、「配信系」、「歴史物」、「長尺」だった。それは実は奥でつながっている。

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2018年9月11日 (火)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(10)

コンペであまり好きでなかった若手の3本についても触れておきたい。オーストラリアのジェニファー・ケント監督の長編第2作The Nightingale「ナイチンゲール」は、19世紀前半のオーストラリアを舞台に一人の女性を中心に描く。

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2018年9月10日 (月)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(9)

まだまだベネチアの話を続けたい。後半で胸に突き刺さったのが、ネットフリック製作でポール・グリーングラス監督の22 July「7月22日」。2011年にノルウェーのオスロで77人が死んだテロ事件の再現だが、事件自体は最初の30分もない。

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2018年9月 8日 (土)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(8)

『善き人のためのソナタ』で有名なフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督のWerk ohne Autor「作家なき作品」は、ナチス時代から1960年代までのドイツを一人の画家の目から描く。188分と長いが、出てくる人物の描き方が巧みで全く退屈しない。

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