『狩り場の掟』に唖然
国立映画アーカイブにまた行ってしまった。「中国映画の展開」で見たのは、田壮壮監督の長編デビュー作『狩り場の掟』だが、いろいろな意味で唖然とした。この監督は『青い凧』が中国で上映が禁止されたにもかかわらず1993年の東京国際映画祭ではグランプリを取ってしまい、話題になった。
国立映画アーカイブにまた行ってしまった。「中国映画の展開」で見たのは、田壮壮監督の長編デビュー作『狩り場の掟』だが、いろいろな意味で唖然とした。この監督は『青い凧』が中国で上映が禁止されたにもかかわらず1993年の東京国際映画祭ではグランプリを取ってしまい、話題になった。
2001年の「日本におけるイタリア年」は、1999年の1月頃にイタリア大使館から提案されたと記憶している。各新聞社の文化事業部の部長クラスを呼び出して、「お金を出すから企画を考えてくれ」というものだった。私は映画の企画を2本出したが、同僚はフェニーチェ歌劇場の初来日公演とかポンペイ展とかカラヴァッジョ展などを提案した。
1月29日公開のエリア・スレイマン監督『天国に違いない』を試写で見た。このパレスチナの監督の映画を見るのは『D.I』(2002年)以来で、この時はフランス映画社の配給なので気合を入れて見たが、正直よくわからなかった記憶がある。
キム・チョヒ監督の『チャンシルさんは福が多いね』を劇場で見た。去年の『はちどり』や『82年生まれ、キム・ジヨン』と同じく、韓国女性の第一回監督作品というので興味を持った。その2作ほどのインパクトはないが、なかなか洒落た作品だった。
国立映画アーカイブの「中国映画の発展」で、孫瑜監督の『大いなる路』(1935)を見た。これまた中国映画史で必ず出てくる作品だが、これまで見ていなかったと思う(たぶん)。いわゆるサウンド版だが、隠された抗日意識の表象と同時にその裸体の表現に驚いた。
正月明けの気分転換と思ってパティ・ジェンキンス監督『ワンダーウーマン1984』を見た。実は前作を見ていないが、そんなことは私にはよくある。女性監督の女性を中心とした映画だし、主人公がスミソニアン博物館勤務というのも気になった。
国立映画アーカイブの「中国映画の展開」で馬徐維邦監督の『深夜の歌声』(1937)を見た。戦前の中国映画の傑作として名高く、たぶん竹橋時代のフィルムセンターで見た記憶があるが、さっぱり忘れていた。中国人留学生に聞くとやはり「すごく有名です」と言う。
たぶん生まれて初めて題名もスタッフもキャストも知らないままに映画を見た。公開日も決まっていなかったが、ずいぶんたって1月29日公開の『花束みたいな恋をした』だったとわかった。なぜ見に行ったかと言えば、ほんの少しだけ制作に協力したので8月の初号試写に誘われた。
私が新聞社時代に映画祭を企画していた時に、大きな節目が2つあった。1つは1995年の映画生誕百年で、もう1つは2001年の「日本におけるイタリア年」。それぞれ、フランスとイタリアの映画界と人脈を深めるきっかけとなった。
デヴィッド・フィンチャー監督の『Mankマンク』を劇場で見た。ネットフィリックスで公開中なのは知っていたがずっと前に解約していたし、『Roma ローマ』と同じく白黒の凝った映画のようなので映画館で見たいなと思っていた。ところがアニメ『フナン』を池袋に見に行ってその映画館でやっていることを知った。
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