映画

2017年5月23日 (火)

『Don't Blink』の楽しさ

ドキュメンタリー映画『Don't Blink ロバート・フランクの写した時代』を見た。文化村の「ザ・ミュージアム」でソール・ライターの写真展を見たら、「ル・シネマ」で上映中のこの映画のチラシを手にして、ニューヨークを撮ったもう1人の写真家の生涯を知りたいと思った。

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2017年5月18日 (木)

『彼女の人生は間違いじゃない』の強烈さ

7月15日公開の廣木隆一監督『彼女の人生は間違いじゃない』を見た。映画全体から強烈な何かがほとばしる力作だった。カンヌ国際映画祭が始まったが、本当ならこれこそカンヌに出て欲しかった。河瀬直美監督の『光』よりも。

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2017年5月16日 (火)

『PARKSパークス』の描く吉祥寺

私はかつて、吉祥寺や下北沢、自由が丘とかが嫌いだった。「住みたい街」のトップにあがりそうなこういう場所に行くと、場違いな感じがした。パリで一年過ごした後に大学を卒業してから東京にやってきた私は、こうした若者の街を見て、「勝手にしやがれ」と思った。

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2017年5月13日 (土)

アベル&ゴードン健在

2010年の夏ごろ、『アイスバーグ!』と『ルンバ!』というとんでもない映画2本が公開された。監督・主演はアベル&ゴードンという道化師のカップルで、抜群の身体能力を発揮した即興のようなドラマはどの映画にも似てなかった。配給したのは今はなきフランス映画社で、さすがと思った。

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2017年5月11日 (木)

『セールスマン』の恐るべき展開

イランのアスガー・ファルハディ監督は、テヘランの比較的裕福な都会人の群像を描きながら、社会や人間の闇を浮かび上がらせる名手だ。とりわけ中盤からの過激な展開にいつも驚く。6月10日公開の『セールスマン』もまた、その期待を裏切らなかった。

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2017年5月 7日 (日)

3度目の『ジュリエッタ』

丸一日、学生の課題レポートを読んでいたら、気が滅入ってきた。夕方にネットで自宅付近の映画館を調べると、ペドロ・アルモドバル監督の『ジュリエッタ』が上映中だったので、思い立って見に行った。実は3回目。

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2017年5月 6日 (土)

『日本ヘラルド映画の仕事』に考える

映画史の本は多いが、映画産業史は少ない。古典中の古典、田中純一郎著『日本映画発達史』全5冊は、辛うじて産業的側面に触れているが、この本も1970年代まで。

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2017年5月 5日 (金)

遠ざかるイタリア映画祭

去年はパリにいたのでイタリア映画祭は行けなかった。今年こそはと思っていたが旅行などの用事が重なって、2本しか見られなかった。考えてみたら、見たいと思っても知っている監督や俳優がほとんどいない。

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2017年5月 4日 (木)

会社員のドブネズミはいつから

戦前の日本映画を見ていると驚くのは、男性がお洒落だということだ。今では会社員と言えば、8割以上がドブネズミ色、つまり限りなく黒に近いグレーのスーツ。紺や薄いグレーといった色ならまだいいが、あのドブネズミ集団は気が滅入る。

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2017年5月 3日 (水)

『20センチュリー・ウーマン』の微光

6月3日公開のマイク・ミルズ監督『20センチュリー・ウーマン』を見た。アカデミー賞の脚本賞やゴールデン・グローブ賞の作品賞と主演女優賞(アネット・ベニング)にノミネートされているが、私には『ムーンライト』や『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に連なるような、「ある種の知的アメリカ映画」に見えた。

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